岡山県美作市真神

2017年12月15


 岡山100山に戻る
日本の滝百選に戻る

Road Map :R374を福本で県道414号線に入り、長福寺を目指す。
Route Map:長福寺の駐車場から手洗池への林道を進み真木山に至る。下山は長福寺遺構を経由する。
岡山100山
日本の滝百選』 登山口は前回 ”千早の滝”見学に来ていた長福寺だった。
真木山
  岡山100山に選定されている山なので登ってみたが、ピークハントだけなら車で行くことが出来る山だった。 登山道途中には道標が整備されているのに山頂付近に道標が無いのには参ってしまった。 山頂への登山道もなかったので相手にはされていない様だ。
千早の滝
  2回目の来訪であったが前回より滝水が少なかったのはがっかりであった。
山は天気の良い時に、滝は水量の多い時の訪れるのが鉄則ではある。
今日の岡山県の山歩き
  渕尾の滝 → 真木山、千早の滝 → ウネ山
〔057〕真木山 (429m)
岡山100山である ”真木山”に行こうと調べていると登山口は長福寺にあり、それは今年の2月に訪れた ”千早の滝”への入口と同じ所だった。 もう一度 ”千早の滝”も訪れてみることにする。
まきさん
千早の滝
登り:1時間38分
下り:1時間48分
累計:3時間43分(千早の滝見を含む)
千早の滝(落差17m)
朝もやの中の ”長福寺三重の塔”は見応えがあった。
長福寺の境内の駐車場ではなく、別途広い駐車場があったのでそこに車を停める。気温1℃、今日の西日本は良い天気のはずであったが、冷え込みで朝もやが出てしまっていた。 8時32分に駐車場を出発する。
コンクリートで簡易舗装された道であるが、離合出来る所が
無いので車では行かない方が良いかと思う。
真木山への道は千早の滝への道とは違っていて、
ここが分岐となっていた。
神田川の渓流は沢水が少ない様に思えた。
道路からは 千早の滝に流れ込む神田川の上流部が望めた。
堰堤までは簡易舗装された道だったが、
堰堤から先は地道の林道ととなる。
16分歩いて ”手洗池”の堰堤に着く。
この池の汚い水が ”千早の滝”に流れ込んでいるのだ。
登り始め付近では ”真木山”のしかりした道標が出て来るが、
山頂が近付くに従って道標がなくなってしまう。
これが今回の山歩きを困難にしてくれた。
神田川の上流部に沿って林道跡が伸びているが、これは山頂付近に
”長福寺”があった時の参道なのかも知れない。
林道が神田川上流部と出合う。
昔、参道だった時の名残だろうか?
林道と沢が沿うように伸びる様になって来た。
この辺りからは水平道となってくる。
林道は大きなジグを切っており、11曲がり以上はあった。
ジグを切っているので勾配は緩く歩き易いが、
その分、距離が長くなっていた。
昔、集落か寺院があった様な平坦地に出る。
三叉路に出ると ”真木山”への道標があり、左方向を指していたのでGPSで確認すると
方向が違っていたので、まっすぐの道を進むことにした。 下山時には長福寺の遺構を
経由して、ここに戻って来たので左方向の道も間違いではなかった。
真っ直ぐ方向の道を進むと車も通っている立派な林道に出た。
林道を進んて行くと、どこから伸びているのか知らないが
舗装道路に出た。 GPSではここの左が直ぐの所に山頂が
あるはずであるが、登山口が見付からなかった。
舗装道路を歩いて行くと古い林道があったので入ってみるが、
方向が違う様なので引き返して藪山に入ってみる。
駐車場から歩き始めて1時間38分を要して ”真木山”(429m)に
辿り着く。 藪の中でありピーク感も展望も全く無い、予想以上に
ひどい山頂であった。 展望も無いので直ぐに下山する。
藪山に入ってみると時たま赤テープが出ては来るくらいで、
はっきりした登山道が無く、GPSを頼りに山頂を探す。
舗装道路に戻るとイノシシの罠を仕掛けていた親父が居て、溜池に行く道を教えて貰うが、話が長くうんざりした。 親父に教えた貰った通りにしばらく舗装道をを下り、古い林道に入る。
直ぐに西側の大きな溜池に出る。 下山は大きく周回する予定であったが、
その道が荒れていたので、しっかりした道を選んでしまった。
西側の溜池は結構風光明媚であり、池の名前があれば知りたい所だ。
西側の溜池の堰堤を抜けて少し上っていくと東側の溜池に出た。
この溜池も溜池と呼びたくない程に風光明媚であった。
溜池からは峠越えをする様に道が伸びていたが、
枯れ枝と落ち葉が堆積しており極めて歩き難い道だった。
峠越えを終えると、開けた場所に出て、昔の ”長福寺”の遺構なの
か、石垣積みが見られた。 この辺りにあった ”長福寺”は昭和3年に現在の位置に移築されて、その時に三重の塔も解体移築されたらしい。
現在は雑木が茂っているが、かつてはこの一帯に寺院が建っていたのだろう。
登山道を見失ったので前方にある墓場まで行くが、全体が湿地帯となっており
まともには歩けなかった。
湿地帯を抜けて墓場のある所まで行ってみるが、
まともな道は付いていなかった。
登り時に通った分岐に戻って来る。
ここからは登り時に通った道を引き返すことになる。
11曲がりのジグを切った林道に入って行く。
かつての ”長福寺”の平坦な敷地跡から林道に入って行く。
谷筋の登山道を現認出来たが、通行止の張り紙があり、ロープが
張られていた。 山頂で会った猟師の親父も現在は通れるかどうか
判らないと言っていたが、ここへ下りてみたかった。
下山路を予定通りの大廻りの周回としていれば11曲がりを
通ること無く、この谷間に戻っていたのだった。
神田川の堰堤なので
”神田堰堤”なのか。
堰堤からの簡易舗装道路に戻る。 道路には補修工事が行われており、
車で来なくて良かったと安堵する。
滝見遊歩道の入口にあった ”千早の滝”の案内板。
同じく ”千早の滝”付近の散策地図。
長福寺から6分程の距離で滝見橋が出て来る。
落差17mの ”千早の滝”は水量が少な過ぎた。
今年の2月に訪れた時には二筋の左側の方が水量が多く、今日よりは見応えがあった。